セラピーの王道と外道。ある意味では原点回帰。

black psychologist with african american client ✤こころ・スピリチュアル
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パン長です。こんにちは。
神戸三宮で推拿やヒーリング、占い、倍音浴などで癒しと解放のお手伝いをしています。
心も体も対応できるサロンのような整体院です。

今日は心理セラピーについてあれこれ。

最近は心と体の両方に造詣が深い先生が増えてきていますよね。
両方がリンクしているのが人間ですから
どちらにも対応できた方がいいよねと
いろんな方が感じておられるんだと思います。

時代の流れや集合的無意識がそうさせているのかもしれません。

僕の場合は2000年代半ばにレイキヒーリングと出会い
エネルギーの状態が心にも体にも影響するということを学びました。
そして、2010年代初頭にシータヒーリングを学び
パンダ整体院のメニューにも心のケアのコースが加わりました。

さて、そんな心理セラピーについて、
僕の中で最近
捉え方がすこし変わってきました。

王道と外道があるんだなっていう発見というか
こういう認識ができるんだなって気づきました。

僕のイメージでいう王道の心理セラピーは

心理学系
ユング派のように無意識を扱うことで
現実の問題がいつの間にか解決(あるいは問題にならずにすんでいる)状態になる。
トラブルやテーマに対して「問題解決」するのではなく
クライアントさんの無意識領域にこそ自己の成熟、変容の鍵がある、という考え方。

カウンセリング系
傾聴と共感がメインでひたすらクライアントさんからお話を伺うことを重視している。
偽らない自分をさらけ出した会話の中で他者に受け入れられる体験をし
自己が成熟してゆき、結果的に表面の問題が解決していくというスタイル。

認知行動療法系
直面している問題を具体的にしてクライアントさんの捉え方を明らかにします。
そして考え方、行動などの変えやすい部分をちょっとずつ変えてみる事で問題解決を目指します。

精神科や心療内科、臨床心理士さんなどがされているであろうアプローチ。
これがやっぱり王道だよなぁって思うんです。

man in black sweater sitting on brown wooden chair
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セラピーを取り巻く現状を考えてみると
20世紀初頭のユング、フロイト、アドラーなどの心理学の始祖からの流れがあって、
そこに60年代のカウンターカルチャーが絡んできて
現在の「セラピー」というジャンルが大きくなってきたんじゃないかな?って認識してます。

https://www.english360.jp/4105/より引用


不安と混迷の60年代。
社会が激動し世界大戦の後の東西の代理戦争が起こっていた時代です。
サンフランシスコを中心としたヒッピームーブメントなどもあり
エサレン研究所が設立されました。
ヒューマンポテンシャルムーブメント(人間性回復運動)と呼ばれる
心理学における新しい流れも生まれました。

ウィキペディアより引用

ヒューマンポテンシャルムーブメントっていうのは

「幸福」「創造性」「自己実現」の主体である
人間の「人間性」や「人間の潜在能力」を回復・発展させること

を目的としたムーブメントです。


なんていうか、
今やっと社会がこういう意識を共有できるくらいまで進んできたんじゃないかな?って思ってます。

このムーブメントをざっくり簡単にいうと

身体での気づき(アウェアネス)
アートによる心身への影響
瞑想やスピリチュアリティの大切さ

こんな感じで僕は捉えています。
これもすごく「今っぽい」ですよね。

心理学、精神医学というメインカルチャー(王道)に
ヒューマンポテンシャルムーブメントというサブカルチャー(外道)がミックスされて
今の時代を生きる僕らに必要なセラピーが生まれ続けている。

a woman meditating at the beach
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僕個人的な考え方としては
サブカルチャーとしてあらわれた運動の中の「瞑想」が
特に大切なんじゃないかと思っています。

瞑想は60年代に生まれたわけではなく
東洋では仏教(禅や密教)、タオイズム、太極拳、気功、芸事(武道、茶道、弓道、書道などなど)
西洋にも神秘主義のなかで脈々と瞑想技法が伝えられてきています。
またイスラム神秘主義のスーフィーなどの舞踏も瞑想と捉えられます。

瞑想というと「無」を目指すものと考えられますが
実際には瞑想にもさまざまなものがあり、僕が好んでいるのは「今を意識し続ける」系の瞑想です。


いわゆる心理セラピーでは

✳︎過去の感情のしこり、トラウマ体験、心の傷
などから作り出された「とらわれ」をリリースし問題の解決を試みる

✳︎問題に対するクライアントさんの認知を変えて、行動、考え方をシフトして解決を目指す。

✳︎他者に無条件に受け入れられる体験を通して自己の成熟を目指す。

こんな感じがスタンダードなアプローチだと思いますし
僕もずっとこの感じでやってきました。


最近では
さらに、それを超えて行くことが必要なクライアントさんが増えてきたように感じています。

過去はどうあれ
今、この瞬間からあなたはどう生きたいのか?

過去に形成された諸々を解消できていればなお良いでしょうが
魂の成長が進んできた方の場合は
もう、それはそこそこで留めておきつつ

今からどう生きるのか?について
瞑想的な意識でご自身を見つめ続け「気づき続ける」という事で
ネクストステージな生き方、

大袈裟にいうと
全く別の世界で生きて行くことができるのではないかと思っています。

(これって2500年前にブッダが言ってたことに集約されているような気もしますが笑)

buddha figure in interior
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感情解放、ビリーフのリリース、トラウマの解消
この段階を経て
本当の自分(魂のあり方と一致した自分)に気づき続けて行く
というスタイルに移行できたら
もっともっと生きやすくなるだろうし
世間と調和しながら、自分を保ち続け、相手のことも自分のことも尊重した生き方ができるようになるだろうと思っています。

からだでの気づき
アートや音
瞑想

今まで色々と模索してきたことが
こうやって整理してみると自分でもより理解が深まりました笑

おわり。


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