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姙娠しにくいのは何故か。中医学からの回答 その2

こんにちは、パン長です。
神戸三宮で推拿・占い・ヒーリングなどを用いて、あなたの苦しみを取り除くお手伝いをしています。
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昨日の記事からのつづきです
姙娠しにくいのは何故か。中医学からの回答。

 

姙娠しにくいのは何故か。中医学からの回答

こんなかんじで4つの方面からせつめいしています。

1:姙娠にかかわる臓腑
2:精とはなにか
3:腎陽が消耗する理由
4:今できる対策

2までお話しましたので今日は腎陽からです。 
 

3:腎陽が消耗する理由

めいもん

精が少なくなると姙娠能力に影響があると前回おはなししました。
今回は、さらにもうひとつ「腎陽(じんよう)」が少なくなっても妊娠しにくくなるという事について説明します。
 
 
腎陽とは腎の陽気という意味なのですが
この腎陽(別名;命門の火)が少なく弱々しくなってくると
腎の働きが著しく低下するので姙娠に影響が出てきます。
 
 
不妊に関しては男性も女性も同じなんですが
「精」「腎陽」このどちらかが不足すると
どんどん姙娠しにくくなっていきます。
  

腎陽不足;
腎陽が不足する症状で男性に出てくる例として勃起不全(インポテンツ・ED)があります。
勃起しないので射精まで至らない事も多く、姙娠以前に性行為がまず不可能という事になります。
女性の場合は子宮や卵巣の機能低下につながり不妊になっていきます。 
 
 
腎精不足;
腎精が不足しても不妊になります。
男性では精子の数が少なかったり質が悪くなります。
女性も同様に生殖機能の減退がみられます。

 
 
このように、精だけでなく腎陽がすくなくても姙娠に影響が出てくるという事がお分かりいただけるかと思います。
 
 

4:姙娠に向けて今できること

 
では、1~3を踏まえた上で
実際わたしたちが今できることってなんでしょうか?
 
まずは「精」「腎陽」の不足をどうにかしたいですよね。
でも、わたしはどっちが足りないの?
という疑問がわいてきますよね。
上にも書きましたが
良く見られる症候としては

精の不足:
精子不足、不妊、小児期に発育が遅かった、未熟児で生まれてきた、足腰が無力、動作が緩慢
腎陽の不足:
冷え症、足腰が特に冷える、顔が白い、青白い、艶が無い、精神が萎縮しがち、気分が発奮しにくい、インポテンツ、ED、性欲の不足、不妊

などが見られます。
なお、どちらの症状も同時に出てくる事がありますのでその場合は両方不足しがちだと考えてください。
 
 
そして、このような症候のある方に「肝からの悪影響」があった場合は
不妊へと加速していく可能性があります。
たとえば

肝血の不足:
めまい、手足のしびれ、痙攣、ひきつれ
月経過少、無月経、月経不順
イライラ、怒りっぽい、抑鬱感、不眠、夢を良く見る

などの症状が見られる場合は肝の血が少なくなっていると予想されますので
精の消耗に繋がりやすいということになります。
肝は精神面からおおきく影響を受ける臓なので
ストレスやプレッシャーなどは不妊の原因へとつながっていきます。
 
 
 

すこし煩雑になって来ましたので対策をまとめます。

 

精の不足に関しては肝からの影響がある。
精を補うとともに、肝へのアプローチが必要。

どちらにも有効なのはしっかりと良質な睡眠をとる事です。
そして、精神状態が良好であることも大切です。
リラックスできる環境やストレスの発散方法などもあれば良いですね。
 
  
 

身体が冷えている方は陽気の損傷が激しくなるので
身体を冷やさない工夫が大切です。
足首を冷やすと骨盤の中が冷えますので特に注意。
また身体を冷やしやすい生もの、冷たいものを食べる時は控えめにしましょう。
 
 
 
 
あと、メンタル的なことで言うと
「姙娠しなければいけない」という強迫観念に変わってしまうケースがあります。
排卵日を調べてタイミング療法みたいな感じでセックスをする事もあると思います。
 
本来、動物は発情期に交尾をします。
人間は発情期が無い動物です。
聞いた話だと排卵日に避妊せずにセックスをした場合の姙娠率は7%だそうです。
自然界だと完全に淘汰されて絶滅してそうな数字です。
 
それくらい人間は姙娠しにくい動物だそうです。
そこで重要なのが、実は人間にも発情期があるというところなんです。
 
性欲の変化というものは誰でもありますが
中医学的に考えても性欲があるかないかは大きな判断ポイントになってきます。
性欲が無い場合は腎陽不足と先ほどおはなししましたが
逆に言うと、
(腎陽が少ない人であっても)性欲が上がっている時は腎陽が活発になっているという事です。
もともと腎陽が少ないのであれば、その活力が盛んになっている時にセックスをした方が良いに決まってます。 

  
排卵日を調べるよりも大切な事は
二人の性欲の波が一致した時にセックスが出来ているかどうかという事です。

そして、楽しめるセックスになっているかどうかという点も
精神養生から考えてみても重要なことになってきます。
楽しめない義務的なセックスでは腎陽を消耗するばかりです。
  
 
よく、不妊治療をやめて子供を諦めたら次の月に妊娠した、なんて話を聞きますが
それはプレッシャーとストレスから解放されて
お互いが楽しむためのセックスに立ち返る事が出来たから妊娠できた、という事になるのかもしれませんね。
全ての姙娠がそうだというわけではありませんが。

 
 
あと、不妊治療をされている方で卵管が詰まっているような診断をされる事があった場合は
先に書いた事に加え「痰飲(たんいん)」「瘀血(おけつ)」というものが姙娠の邪魔をしていると考えられます。
説明が長くなるので省略しますが、体内で老廃物が溜まっているタイプだと思っていただければよいでしょう。 
 
このタイプの方は、甘いもの、高脂肪なもの、味が濃いもの、熱すぎるもの、辛過ぎるもの、冷たすぎるものなどは控えた方がよいでしょう。 
 
 
 
とまぁ、2回にわたって姙娠に関する中医学の考え方を説明してきました。
どうしても専門用語を使わないと説明できない部分もあり読みづらかったかもしれませんがご容赦ください。
また、中医学の基礎知識があった上で読むのとそうでない場合とでは理解度が違ってきますので
ニュアンスとして伝わりにくい部分もあったかと思います。
一つの参考としてお読みいただければと思います。

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