【中医学】鬼と桃太郎にまつわるあれこれ。

✤中医学

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パン長です。

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鬼ってなんなのさ?

大寒になりましたね。

一年で一番寒い季節なわけですけども、逆に言うともう春はすぐそこなんですよね。
節分で豆まきして今年1年を終えて
立春から新しい1年が始まります。
旧の正月は2月ですからね♪

年の暮れには1年の厄を祓うという意味で追難という行事があります。
僕らの良く知っている「おには~そと、ふくは~うち」のあの豆まきです。

オニっていったい何なんでしょうね?
病のことを鬼といっても良いでしょうし
もしかしたら牛の顔して虎の毛皮をはいた鬼が実際にいるのかもしれません。

ところで、オニってなんでこういう造形なんでしょうか?
そこには陰陽五行の思想が隠されています。

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Oni2WP“. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

実は桃太郎は陰陽五行のお話でした

鬼の話の代表格は桃太郎ですよね。

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Momotaro39” by JnnJnn‘s file。. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

おばあさんが川で洗濯をしていると見たことも無い大きな桃が流れてきました。
から生まれた桃太郎は
さる、とり、いぬと一緒に鬼が島に鬼退治に行きました。
鬼を退治して金銀財宝を持ち帰り村は豊かになりましたとさ。

というお話です。

ここで出てくる鬼は角を生やして虎のパンツをはいていますよね。
の頭にの皮。
うしとら

ピントきた方もいるかもしれませんね。

今は方角を東西南北といっていますが昔は十二支で表していました。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支です。

このなかの「丑・寅」(うし・とら)は方角で言うと北東。
昔から北東は鬼門と呼ばれ災厄がやってくると考えられていました。
鬼門には鬼が集まると言う事なんです

桃太郎にでてくる鬼もこの鬼門の方角にある鬼ヶ島からやってきたんでしょう。
「うしとら」の方角にいる災厄をもたらす異界の住人。
言葉の持つイメージが鬼のフォルムに影響したんですね。

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この図を見ていただきますとわかりますように、
鬼門(北東)の反対の方角は未申(ひつじさる)といって裏鬼門に当たります。

鬼に対抗するために正反対の性質を持つ裏鬼門からやってくるものたちの力を借りたというわけです。
この図は時計回りに時間軸が働いています。
裏鬼門から時計回りに進むと「申・酉・戌」(さる・とり・いぬ)となります。

おお~!
まさにお供に引き連れている動物たちですね~!
(平安期には鳥といえばキジを指していました)

そして五行に十二支を当てはめた時この申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)は「金」に相当します。
五行では全ての事象を「木・火・土・金・水」に割り当てる事ができるのですが
実は果実も五つに分類できます。(五果)
金にあてはまる果実は「桃」なんですよね。

桃太郎は桃から生まれ、桃の持つ金の気を帯びています。
桃太郎もお連れの動物たちもすべて金の気を象徴しています。
丑寅(うしとら)の嫌う「金の性質」をもっていたからこそ鬼を退治することが出来たんです。
また金のもつ殺気の力をもって鬼を断つという意味もあるのかもしれません。

鬼の苦手な裏鬼門から攻めてくる金の気を帯びた者たち。
桃太郎は陰陽五行の呪の力をもって鬼を退治したということでしょう。

と、ここまではおとぎ話に織り込まれた陰陽五行のお話なんですが、
鬼をモンスターではなく病とみるとこれは中医学のお話になります♪

ちょっと長くなりそうなんで、鬼=病の話は次回に続きます~

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