大麻のすごさを中医学的にみてみよう。*マリファナじゃないよ(笑)

✤中医学

こんにちはー
パン長です。

先日「大麻」のセミナーに行ってきました。

え?

パン長・・・そんなことブログに書いていいの???

って、痲薬とちゃいますよ(笑)

Marijuana.jpg
ウィキメディア・コモンズ

大麻は古代から戦前までは神聖な植物として大切に扱われてきました。
神社の注連縄(しめなわ)も鈴ぶらさげてる縄も天皇が祭りできる服もぜ~んぶ大麻からできた繊維をつかってます。
麻の服を今でも僕たちは着たりしますが大麻って麻の事なんですよ。
また、繊維だけでなく良質な油も取れます。
衣食住の幅広いジャンルで利用できるエコな植物なんですよね。

麻の実って生薬なんですよ。

さて、大麻についてのスタンスは人それぞれですが
中医学では大麻についてどう解釈しているのでしょうか。

まず、大麻は
葉っぱ、根っこ、実の
3つの部分で効能が違うんです。

大麻の葉:

 味は甘、辛。
 性質は平。

 解毒して腫れを消す
 かゆみ止め
 できもの、膿んでくる腫れなどを解毒して消す

根っこ:

 味は淡、微辛。
 性質は平。

 血の巡りを良くして風邪を払う
 鎮痛、鎮静作用
 風寒湿の痺証(リウマチや関節痛)
 破傷風
 癲癇(てんかん)
 精神分裂症

実:

 味は甘
 性質は平

 消化器系の働きを助け気を補う
 常食する事でいつも体は軽く健康で強壮でいられる。
 血の流れを良くする
 五蔵(内臓)を潤す。

 半身不随、顔面神経麻痺、脳梗塞などによる言語障害
 風邪の頭痛
 鼻づまり、喉の急な痛み、喉のはれ、
 水の流れが悪い人(むくみ、尿が少ない、汗が少ない、腹水など)
 脚気
 リンパのはれ
 特発性難聴
 やけど
 便秘

とまぁ、こんな感じなんですが
なかなかの食材ですね。

基本は「毒消し」っぽい感じですね。
腫れやかゆみを消す薬。
で、利尿効果や汗など水の代謝にも関わったり
喉の病にも良い。
胃腸を助けるので気血の源になる。

そら重宝されるわけですね。
大麻あなどれんわー

こんな感じで食べることも出来ますね。

麻の実からできたオイル(ヘンプシードオイル)の沈殿物はバター状のペーストになります。
このペーストでこんなん作ってみました。

大麻バター
麻バター

麻の実ペースト、ハチミツ、海の塩を混ぜてパンに塗るだけ。
甘味とコクとすこし発散する感じの香味。
独特の風味ですが美味しいです。

麻納豆
納豆に胡椒、かつお節、卵、麻の実ペーストを混ぜるだけです。
これ絶品ですわ。うまい。

大麻ってマリファナじゃないの?と心配のかたもいてるでしょうが
葉っぱや花を乾燥させたものがマリファナとして流通しています。
実はぜんぜん大丈夫ですよ。

というかほんとは葉っぱもタバコやアルコールに比べると安全なんですけどね(笑)
いろんな思惑で規制対象になっちゃってるんですよねー

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