病気を「悪い事」と捉えるのではなく。

✤中医学

こんにちはー
パン長です。

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パンダ整体院では子供さん連れで来れるように子守のスタッフが待機しています♪
いつもこんな感じで癒されてます(笑)
かわいいわぁ~

通過儀礼としての発熱

さてさて、今日はひさびさにまじめに病気のはなしでもしましょう。

誰もが一度は経験する発熱についてです。

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「熱ってどうして出るの?」
ってたまに質問されます。

微熱だったり激しい熱だったり
発熱の時間帯が決まってたり
体の一部分だけが火照ったり

中医学的に見ると3つの場合があります。

1)外から邪気(病気の元)がやってきた場合に
  気が防御反応として邪気と戦います。
  その反応で熱が出るパターン。

2)負担がかかりすぎた臓腑がオーバーヒートして
  陽気があふれ出ている場合(放熱している)

3)体内を循環するエネルギーの滞りなどがあって、
  それを排除するためにエネルギーがそこに集まり
  目詰まりを起こしているような状態。

こうみると3つのパターンどれもが
体を正常に戻すために「熱が出る」という反応が起こっている
という事がわかるかと思います。

再生のための通過儀礼としての発熱
と言ってもよいかもしれませんね。

巷では熱が出たら病気だ~薬飲まなきゃ~病院行かなきゃ~
と騒いだりしますが
心配しすぎは「気」の「毒」です。

多少の発熱は正常な防御機能。
自分の力でバランスを取り戻そうとする大切な自然の摂理です。

小さなお子さんやお年寄りの発熱は心配になる事もありますし
すべての熱を見過ごせというわけではありませんが

「病気という症状」を「悪い事」だと捉えるのではなく
「治癒のための反応」を今の時代では「病気」と呼んでいるに過ぎない

と理解しなおすと世界が違って見えますよ。

人間の体は宇宙の縮図です。
世の中で起こっていることはワタシの体で起こっている事の反映です。
あなたはわたしでわたしはあなた。

病気と思っていることが悪なのかどうなのか?
悪ってなんだ?ていうか善ってなんだ?

こういうことに疑問を持つことで
自分(=世界)に能動的に向き合えます。

たかが病気のはなしですけど
じつは宇宙のはなしでもあるのかもしれませんね。

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