子宮筋腫を予防してみよう。中医学から考える3つのポイント。

✤中医学

こんにちはー
パン長です。


パーマかけてみました♪
初めてだったのでドキドキしましたがなかなか気に入っております♪

子宮筋腫について中医学ではどう解釈しているのでしょうか?

パンダ整体院でよく相談を受ける症状のひとつに子宮筋腫があります。
身近でけっこう見聞きする疾患ですよね。
30代に入ったらそろそろ気をつけたほうがいいのかしら?
と不安になっているお客様も多くおられます。

そこで、今日は子宮筋腫について中医学の観点から簡単に説明してみましょう♪

初期型と慢性型

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子宮筋腫が初期のものか慢性のものかによっても判断は変わってきます。
まず、初期の段階。

初期型

これは「气病」です。
気が巡らなくなって血が詰まっている事が原因となって引き起こされている状態なんです。
ということはアプローチ方法は気の流れを良くして血をめぐらせるという「行气活血」という方法をとります。
(推拿では肝経、胆経、腎経、脾経、胃経などの經絡やツボをつかいます)

ちなみに、気の流れが悪くなるというのは肝経の症状です。
ストレスやプレッシャー、いらいら、怒り、おちこみ、
睡眠不足、目の使いすぎ、お酒、化学薬品や添加物

などが原因となりやすいです。

そして、この段階で改善できなかった場合は徐々に慢性化していきます。
气病から血や痰の病へと移行していくという流れです。

慢性型

慢性型の場合は瘀血(おけつ)もしくは痰湿(たんしつ)を疑います。

瘀血っていうのは
ドロドロの血とか局部的な血流の不良を意味します。
溜まっている血って思ってもいいですね。
悪い血が固まっちゃったようなイメージです。

痰湿っていうのは
血ではなく水がよどんで濁っていって
ヘドロみたいになって固まっているような感じです。
老廃物や毒素のようなイメージ。

気がめぐらなくなると血や水を押し流す働きが低下して
体のいろんなところに溜まります。
小川は流れているから綺麗ですが、くぼみに溜まっている水はやがて腐っていきますよね。
それと似たようなことが体内で起こっているというわけです。

病状が軽い場合は血の巡りを良くして水はけも回復させることで対処しますが
重い症状になってくると手術によって切除することも視野に入れてもいいかもしれません。
(推拿では脾経、腎経、膀胱経、胃経、心経などの經絡やツボを使います)

3つのタイプ

初期型と慢性期とで原因は違うんですが
くっきりと線引きができるものではありません。
初期でも瘀血があることは多いですし。

というわけで、それぞれの病証の特徴を書いておきますね~
思い当たる節があるかたは早めに対処しましょう♪

1:気が巡らない時

□ 下腹部が突っ張る感じで痛い
□ 塊がある(さわっても硬くはない)(押したら動く)
□ 痛いところが定まらない

2:瘀血

□ 子宮の付近に硬い塊がある(押すと痛い)(押しても動かない)
□ 顏色が暗く肌つやが乏しい。
□ 生理の血量が多い、もしくは月経の周期が長い(30~33日以上)
□ 口が渇くが何も飲みたいとは思わない。

3:痰湿

□ 下腹部にコブみたいな塊(時々痛む)(さわるとやわらかい)
□ おりものが多い
□ 寒がりの人は
□ 胸やみぞおち、胃の辺りが苦しい、尿が多い、透明などを伴う
□ 暑がりの人は
□ 胸が悶々してそわそわする、熱っぽく口が乾きやすい
□ 尿は少なく、黄色い、などを伴う

食べ物で気をつけたほうが良いもの

1:薄味をこころがける
  羊の肉やえび、かに、うなぎ、くじらなどは食べるのを控える

2:辛いもの、生のたまねぎ、にんにく、お酒は控える

3:食べたほうがいいもの
  赤身の肉、鶏肉、卵、うずらの卵
  鯉、亀、白身の魚
  白菜、アスパラガス、セロリ、ほうれん草、きゅうり、冬瓜、きのこ
  とうふ、海藻、果物

こんな感じです~

まとめ

子宮筋腫は気の停滞からはじまり、長期化すると血や水がそこによどんでいき塊を形成します。
まずは気持ちをのびのびと健やかな気分でいることが何よりも大切です。
これは子宮筋腫に限らずほとんどの症状に関係してくることです。

ストレスを発散したり解消するすべを常に持っておく。
困ったときに頼れる人や話せる相手がいる。

こういう事で案外予防できたりもするものです。

そして、筋腫になったからといってすぐさま手術が必要とは限りません。
病気は今までの自分自身の生活を見直すためのシグナルとして現れてくれています。
調子が悪くなったことを何かのせいにするのは楽ですが
「自分自身も改善できることがあるんじゃないか?」
と考えることが大切なのではないかと思います。

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